【登録販売者の働き方】正社員で働くメリット・デメリットは？

登録販売者が正社員で働くメリット

給与が高く、高年収も目指せる

正社員は、賞与や昇給があり高給与を目指せることがメリットです。給与水準は業種や会社によって差はありますが、正社員は各種手当やボーナスがあるなど待遇面で優遇されており、パートなど他の雇用形態で働くよりも給与が高くなります。

また、長く働くことによって昇給などで給与が上がっていく傾向があります。パートでも勤務期間や成果によって時給が上がることもありますが、大幅な給与アップとなると、やはり正社員にはかなわないでしょう。

雇用面でも社会的立場でも安定している

長期間にわたって働くことが前提となる正社員は、正当な理由がない限りは解雇が難しいため、安定して長く働くことができます。

さらに、雇用の安定性だけでなく、社会的信頼度が高いというメリットもあります。例えばクレジットカードの契約で有利になったり、家や車など大きな買い物をするときにローンの審査が下りやすかったり、安定した収入があると見なされることは、社会的立場でも安定することにつながります。

福利厚生が充実している

福利厚生は社会保険のほかに会社独自で設けられるものですが、登録販売者の働き先でも、ドラッグストアなど手厚い福利厚生を用意している会社も多くなってきました。

休暇制度、教育支援制度、退職金制度、社員割引制度、通勤手当、社宅/住宅手当、家族手当、健康診断、健康/レジャー等各種施設との提携、産前産後休暇/育児休業など、会社によってその種類は様々ですが、基本的には正社員は全て利用することができます。パートやアルバイトでも利用できるものもありますが、一部対象外となるなど制限があることが多いです。

福利厚生が充実していると、職場で仕事をしている時間以外の、生活、健康、育児、介護などのプライベートの時間の満足度が上がることにもつながります。また、登録販売者は医薬品の最新の知識を身につけるために継続的に勉強する必要がありますが、会社の研修制度などを利用すれば、長期的にスキルを磨くことができます。

様々なキャリアパスが揃い、将来性がある

正社員と他の雇用形態との大きな違いの一つに、キャリアアップが実現しやすい点があります。店舗スタッフとして経験を重ねた後、実績やマネジメント経験によっては、役職に昇格し、店長やエリア責任者などを目指すこともできます。目標とするポジションになるまでに、どのような経験を積んでいけばいいかを考えながら毎日の仕事に取り組むことは、大きなモチベーションにもなるでしょう。

登録販売者としての将来性があるのが正社員のメリットとなり、自分の可能性を広げていきたいと考えるのであれば、正社員として働くことをおすすめします。

登録販売者が正社員で働くデメリット・気をつけること

転勤があることが多い

登録販売者の職場は、ドラッグストアなど広範囲で店舗展開しているところも多く、正社員は異動や転勤の可能性が高くなる点は、事前に理解しておく必要があります。

ただし、家庭の事情などでどうしても転勤できない場合は、展開エリアが広くない中規模のドラッグストアに転職する、転勤なしの地域限定の採用に応募するなどの方法もあります。地域限定の採用は全国展開の大手ドラッグストアでも増えてきましたが、給与条件などが下がることもありますので、転勤なしを選択する上でのデメリットと今後のキャリア設計に影響しないかどうかは、しっかり考えておきましょう。

勤務時間が長くなる

正社員の勤務時間は、1日あたり8時間以上など他の雇用形態に比べて長くなります。また最近では、24時間営業、深夜営業のドラッグストアも増えてきたため、夜遅くまで働かないといけない場合もあります。

登録販売者は女性が多い傾向がありますが、子育てなどと両立して仕事をするときは、ワークライフバランスが取りやすい環境なのか考えることも大切です。会社や職場によって、育児への理解やサポートがあるかどうかも違ってくるため、正社員での勤務の働きやすさにも差が出てきます。

勤務時間や働きやすさなどは求人票では分かりにくいケースもありますので、ご自身で探す上で判断が難しい場合は、ぜひツナガリキャリアのキャリアアドバイザーにご相談ください。生活スタイルに合わせて働きやすい職場について、詳しくお答えいたします。
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