登録販売者の仕事のやりがいとは？その魅力と活躍について

やりがい１：一般医薬品のスペシャリストとして働ける

登録販売者は、医薬品の基本や作用、副作用、成分など幅広い知識を身につけ、一般的に使用されているほとんどの医薬品を販売することができます。お客様から薬に関する質問にお答えする機会が多いですが、学んできた専門知識を活かして、お客様の健康管理や健康維持に貢献できることは大きなやりがいにつながります。

医薬品業界は新薬が次々と出てくるため、継続的に勉強を続けて知識をアップデートしていくことは大変です。ですが、お客様の視点からは、登録販売者は薬について何でも知っている専門家だと思っていますので、質問に対して確かな回答が返ってくることが当然と感じており、プロとしてその期待に応える必要があります。

お客様の応対では、日々学んできた知識や積み重ねてきた経験が大切になってきますので、努力したことが実務に活かせることは嬉しい手ごたえを感じることができるでしょう。そして、一般医薬品のスペシャリストとして責任ある仕事ができれば、お客様から信頼を得ることができるのです。

やりがい２：登録販売者の活躍の場が広がっている

近年では一般用医薬品を販売する店舗が増えてきており、業種もドラッグストア、コンビニエンスストア、スーパー、家電量販店、ホームセンターなど多岐にわたります。薬剤師が在籍しない店舗でも、実務経験を満たした登録販売者がいれば店舗責任者になることができ、登録販売者の需要が高まる中で、その活躍の場はどんどん拡大してきています。

また、女性が活躍しやすい仕事でもあり、身近な環境に店舗が多いため家の近くでも働きやすい、正社員・パート・アルバイトなど多様な雇用形態があり生活スタイルに合わせて仕事ができるなど、家事や子育てと両立しながら働いている登録販売者が多いことも魅力です。そして、ドラッグストア等で扱う化粧品など女性ならではの商品については、実際に使用している立場としてお客様のニーズをつかみやすく、お客様視点で売り場をチェックすることもできるでしょう。

やりがい3：お客様の役に立てることを実感できる

ドラッグストア等に訪れて健康相談をするお客様は、病院に行くほどではないが体調に問題がある方が多く、どの薬を使えばいいのかを質問してくることもあります。まずはどういった症状であるのかを丁寧にヒアリングし、他の薬との飲み合わせに問題がないか確認するなど、お客様の情報を引き出すことが大切ですが、これも登録販売者のスキルや態度が問われることです。

お客様は健康に関する悩みや不安を抱えていますので、医薬品の専門家である登録販売者が親身になってくれることで安心できます。お客様に合った医薬品を選ぶお手伝いをすることで、お客様の健康状態が改善されたり、ありがとうと感謝してくれたりするのを感じられます。

病気やけがの時しか行くことのない薬局と違って、ドラッグストアやスーパー等は普段の生活でも定期的に訪れる場所であり、一度接客をしたお客様がまた来られたときに、体調がよくなったと報告してくれることもあるのが、登録販売者の仕事の嬉しいことです。信頼関係が築ければ、お客様から名前を覚えてもらって、何かあったときは気軽に相談できる相手として頼りにしてもらえることも、大きなやりがいになるでしょう。

やりがい4：自分のアイディアが売上げアップにつながることも！

登録販売者には医薬品に関する情報提供をする以外にも様々な仕事があり、お客様が求める商品がどこにあるのか分かりやすい売り場レイアウトを考えるなど、より良い店舗作りに貢献することもできます。商品部門ごとに担当を置いている店舗では自分の売り場を持てることもあり、季節の売れ筋商品の陳列やPOPなど告知ツールを工夫することで店舗の売り上げが上がったときは、自信や商品を売る楽しさを感じることができます。

さらに、実績や経験を重ねることで、店長やエリア責任者などキャリアアップを目指すこともでき、リーダーとしてスタッフをマネジメントしながら、皆と協力して地域に親しまれる店舗作りを行ったり、売上げアップを目標に努力したりすることも、大きな達成感につながるでしょう。