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実務に活かす!登録販売者の薬の成分の覚え方

薬の成分は、登録販売者にとって非常に重要な知識の一つです。正しい成分情報をお客様にご提供することは、商品の選択やアドバイスの信頼性を高める上で欠かせません。しかし、膨大な成分情報を覚えるのは簡単なことではありません。そこで今回は、登録販売者が実務に活かすための「薬の成分を覚える方法」についてご説明していきます。

実務に活かす!登録販売者の薬の成分の覚え方

【薬の成分の覚え方-1】カテゴリーごとの分類

登録販売者が薬の成分を効率よく覚える第一歩は、カテゴリーごとに分類することです。カテゴリーに分類することにより、今自分が何を覚えているのかを明確できます。また、類似した効能や用途を持つ薬の成分をまとめることで、関連性を理解しやすくなります。

一例として、抗炎症薬、鎮痛薬、抗ヒスタミン薬など、共通の特性を持つ薬をグループ分けしてみましょう。

カテゴリー 成分名 効果・効能 商品名
抗炎症薬 アスピリン 解熱、鎮痛、抗炎症
ピリン系ではない
バファリンAなど
ジクロフェナク 関節炎や筋肉痛の緩和 ボルタレンなど
デキサメタゾン 炎症やアレルギー反応の抑制 液体ムヒS2aなど
鎮痛薬 アセトアミノフェン 解熱、鎮痛
抗炎症作用はほとんど示さない
タイレノールなど
ロキソプロフェン 鎮痛、解熱、抗炎症作用を示す ロキソニンSなど
エテンザミド 解熱、鎮痛 新セデス錠など
抗ヒスタミン薬 ジフェンヒドラミン 蕁麻疹、アレルギー性鼻炎などを緩和 レスタミンコーワ糖衣錠など
フェキソフェナジン アレルギー性鼻炎など
眠気が少ない
アレグラFXなど
ロラタジン アレルギー性鼻炎など クラリチンEXなど

 

【薬の成分の覚え方-2】語呂を使う

一気に成分を覚え込む方法としては、語呂を使うのもよいでしょう。この場合、例えば「〇〇薬+語呂」のように、「何の薬なのか」と「語呂」を紐付けることが重要です。自分で成分表を作って語呂を作ると手間がかかる分覚えやすいかもしれませんが、時間がない場合はWEBなどで検索してみると語呂の例が調べられることもあります。また、同じ系統の薬であれば、成分名が似ていたり、語尾が似ていたりしますので、それらでまとめることも1つの方法です。

注意点としては、語呂は基本的に頭文字しか入ってませんので、正確な成分名はきちんと覚える必要があることです。同じ頭文字の成分名はたくさんあるため、お客様からの医薬品に関する質問にお答えする際に別の成分を間違えてお伝えしないよう注意が必要です。

鎮咳・去痰薬の語呂の例

「ジーコの出来は席で違いがある」

ジ:ジヒドロコデイン(麻薬)
コ:コデイン(麻薬)
ノ:ノスカピン(非麻薬)
出来:デキストロメトルファン(非麻薬)
席:咳チ:チペピジン(非麻薬、+去痰作用)
ガイ:グアイフェネシン(非麻薬、+去痰作用)

上記のように、キーワードを入れつつ、語呂が作成できれば覚えやすくなります。しかし、すべての成分を自分で作成するのは大変な時間と労力がかかりますので、語呂を検索するか、他の登録販売者や薬剤師に分かりやすい語呂がないか聞いてみるのも良いでしょう。

【薬の成分の覚え方-3】商品から覚える

次にご紹介するのは、現場ならではの方法です。まずはカテゴリーごとに基準となる医薬品を1つ決めます。例えば、咳や痰に効く「新ブロン液エース」に基準を置くとしましょう。シロップタイプの「ブロン液」にはもう一種類「エスエスブロン液L」があります。「新ブロン液エース」は指定第2類医薬品に分類され、登録販売者が販売の際にお客様に説明が必要な医薬品になりますが、「エスエスブロン液L」は第2類医薬品です。

まずは基準とした医薬品の成分と効果・効能を覚えます。次に、類似医薬品や比較できそうな医薬品と成分を比べ、基準とした医薬品との違いを明確にし、商品の特徴も理解していくという覚え方です。「新ブロン液エース」と「エスエスブロン液L」では、どちらも咳や痰に効く商品ですが、1番の違いは「エースにはジヒドロコデインリン酸塩が入っていること」です。これは様々な観点から注意が必要な成分となるため、販売の際に説明が必要な商品となります。

成分比較の例(〜リン酸塩などは省略)

「新ブロン液エース」 ジヒドロコデイン/クロルフェニラミン/グアイフェネシン
「エスエスブロン液L」 デキストロメトルファン/クロルフェニラミン/グアイフェネシン

上記のように同じような商品は比較しやすいですし、ここから別企業が出している同系統商品も成分比較していくことで、商品の特徴も同時に理解しながら、現場での相談応需の際に即座に活かせます。

まとめ【登録販売者の薬の成分の覚え方】

最近は、医薬品の外箱に成分名と効果・効能が記載されているものもあります。成分は数多くあるので助かりますが、成分を理解していれば、それを見るだけである程度どういう薬なのかが分かります。そして、配合されている成分量から期待するメインの効果も判断することができますので、よりお客様に相応しい医薬品を提供できることになります。

登録販売者としてお客様の健康を第一に考えた時、個人に合わせた薬選びは重要な役割です。効率的な学習を心がけながら、実務で正確な情報を提供して、信頼される登録販売者を目指しましょう。

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